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■がん 長いくなると栄養状態が落ちてくるので、グルタミンを! #がん #グルタミン
投稿日 2018年3月18日 13:28:19 (動物病院)
今日は、グルタミンのお話を。
グルタミンといえば、アスリートを思い浮かべるかもしれません。
がんの子にも、グルタミンは必要です。
(グルタミンとは)
●体内で最も多い遊離アミノ酸が、グルタミンです。
●普段は筋肉や血液中に大量にある。
●非必須アミノ酸に分類
●がんのとき、疲れが溜まっているとき、運動をしときなど、体にストレスがかかっているときは大量に消費
(グルタミンの効果)
●免疫力向上
・グルタミンはリンパ球、マクロファージ、好中球と呼ばれる免疫を担当する細胞の重要なエネルギー源
・グルタミンは、細菌やウイルスの侵入を阻止してくれる腸管絨毛のエネルギーにもなります。
●傷の修復
●傷の修復にも免疫を担当する細胞の働きが必要
●これらの細胞のエネルギーとなるので、傷の修復効果も早まります。
●筋肉の分解抑制
●消化管機能のサポート
体調が悪くて寝たきりの状態の時に筋肉が失われる理由のひとつです。つまり必要なグルタミンがしっかり補給されていれば、筋肉の分解は抑制されます。
(グルタミンの摂取方法)
熱によって変性するので、刺身や生卵がいいですね。
がんの猫さま、ワンコさまは、食欲がないで、サプリメントを与えています。人間が1回5gなので、体重で換算して飲ませてあげてね。
肝臓や腎臓が悪い子は、かかりつけ医とご相談くださいね。
(与えるとき)
●起きたとき
胃腸が空っぽなので、吸収されやすいです。
●寝る前
グルタミンは腸管や免疫細胞のエネルギーなので、がんの子には、寝る前にも与えてくださいね。
●運動をさせるとき
がんの子ではありませんが、運動をさせるとき、グルタミンを補給しておこないと、筋肉が細くなるので、運動前後に与えてくださいね。
がんの子は、栄養面からのアプローチは、大切ですね。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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