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■がん 猫 軟部組織肉腫の症例 寛解へ。 #軟部組織肉腫#寛解#アポトーシス
投稿日 2019年7月7日 09:58:44 (動物病院)
↑2019.07.04
↑2019.04
昨日、7月6日、
「がん取れました」
とお電話をいただきました。
七夕の前日、嬉し便りがありました。
7月8日に来院されるので、また写真をアップします。
がんが寛解するということは、どういうことなのか、知っていただきたく。ブログに書いています。
がん治療をしていると、「皆殺し」という考えで治療をしているところも多いのですが、「がん細胞」をリンパ球などの免疫細胞のおかげで、緩やかに治ってくれます。
『がんとは何か? その本質はNHE1だ』 7ページ
現在の抗がん剤治療の概念は100年前につくられたパスチールとコッポの感染治療に準じた「皆殺し」という考えが基本であり、細胞分裂阻害・阻止薬が、抗がん剤とと発展していったのである。抗がん剤の基本概念が構築された時代には、がんの詳しい分子生物学の知識がまだなかったのでる。ただ分子生物学が発展した現在でも抗がん剤の多くは、「DNA合成を止める」「細胞分裂を止める」という考えに基づいて創生、開発されている。しかし、このような抗がん剤治療は、実際数十年かけてもあまりにも不満足な治療成績しか得られていない。
(略)
すなわち、基礎医学と臨床医学の連携システムを構築し、単一的な「がんを叩き殺す・皆殺しにする」という考えを、より包括的な概念「優しくおとなしい細胞に導くか、それが出来ないときはアポトーシスで死に向かわせる」という考えに、がん治療学の基礎概念を変える必要がある。
とあります。
和田洋巳先生の門下生として、
「がんを皆殺しにするな、優しく誘導しろ」
と常々おっしゃられています。
それで、私たちは、マッチ棒ふたつ分のがんを「叩き殺さず」「アポトーシスで死に向かわせた」のです。
●アポトーシスで死に向かわせる方法
①飼い主さんに毎日、無水エタノールで圧迫してもらった。
診察に毎日、来られるわけでないので、このように表在性のがんは、ご自宅で治療をしてもらっています。
がんの分子生物学が発展してきれているので、その理論をよく理解してがん治療をすすめています。
がんとは何か?その本質はNHE1だ! がんの生きる仕組みとそれを用いたがん治療法
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Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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