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猫ちゃんの肛門嚢の炎症
投稿日 2018年2月14日 16:30:37 (犬の健康)
おしりが腫れていると猫ちゃんが来院しました
みると、肛門の左側が赤く腫れて、痛がっています
肛門嚢に溜まっている分泌物をしぼってみると
血液が混じっています
どうやら肛門嚢の炎症がおきているようです
肛門嚢は、犬・猫の肛門の両側にある臭腺の退化したもので
独特の悪臭のある分泌物がたまります
この分泌物が排泄されず長期間溜まってしまい
そこに細菌感染が起きると炎症・化膿と進行します
抗生剤と消炎剤を処方してみたのですが、数日後には
その部分の皮膚が壊死し、黒くなっていました
もうすぐ破れそうでした
壊死部の皮膚を切開すると、膿が流れ出てきました
洗浄し、消毒しました
傷がきれいになるまでこの処置をしばらくしていきますが
皮膚の穴がふさがるにはちょっと時間がかかりそうです
予防は、定期的に肛門嚢の分泌物を絞ってあげること
おしりを気にしたり、床にこすっていたら、そのサインです
日頃から、チェックしてあげて下さい
Source: ブルテリアのハナちゃんコポーちゃん動物病院日記
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