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■ペット 『コウノドリ』自然分娩でないと子供に愛情が持てない?#帝王切開#母性愛#コウノドリ
投稿日 2017年11月4日 12:31:02 (動物病院)
↑ドラマ「コウノドリ」より
医療ものが好きだし、坂口健太郎さんや綾野剛さんが出ているので、ドラマ『コウノドリ』を見ています。
11月3日の放送は、「トーラック」についてでした。
「トーラックとは」
1、英語で「TOLAC」と書く。
2、「Trial of labor after cesarean section」という言葉の頭文字をとったもの。
3、帝王切開後の自然分娩への挑戦
4、つまり帝王切開したあとでもその後の出産で、自然分娩(経腟分娩)することです。
注:獣医界では、ほとんど「トーラック」はしないです。
注:出産のときに、前に縫ったところの子宮が弱いので、自然分娩はほとんどさせません。
ドラマの中では、蓮さん(安めぐみさん)がはじめに産んだ子は帝王切開で、その子に愛情を持ててないのではないか、と悩んでいます。次の子の出産は、経腟分娩だと、こうもならなかったのではないか、と。
人間のことは、専門外なので、おいておきますが、
ワンコさまや猫さまも帝王切開で、出産することはあります。
この蓮さん(安めぐみさん)の理論でいくと、
帝王切開で産んだ猫さま、ワンコさまはあまり子育てをしないことになります。
実際、私は何件も帝王切開で猫さまやワンコさまを取り上げています。
でも、彼女らは、麻酔を覚めないうちから、子猫さまや子犬さまに、お腹を開いて(帝王切開の縫い目があるにもかかわらず)、子どもにお乳をあげています。
この「帝王切開では、子どもに愛情が持てない」という都市伝説は、間違っていると思います。
人間のことではなく、少なくても、ワンコさまや猫さまにおいて、帝王切開したから、といって子どもに
愛情を持てない子はいなかったです。
陣痛で、痛い思いをしなくても、子どもには愛情が持てるものだと、考えています。猫さまやワンコさまに関しては、そうのようです。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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