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■ネコ 慢性腎不全は3分の2が崩れないとクレアチンが上がらない。#慢性腎不全#クレアチン
投稿日 2019年11月18日 11:32:29 (動物病院)
猫さまの慢性腎不全は、そう珍しい病気ではありません。
慢性腎不全さえないと、猫さまは、20歳まで生きていてくれます。
●人の腎臓病のなりやすい体質
*高齢
*メタボリックシンドローム(メタボ)
*血圧が高い。
*コレステロールが高い。
*中性脂肪が高い。
*高尿酸症
なぜか、というと、腎臓は大小さまざまな血管がたくさんあって「血管の塊」のような臓器なんです。
動脈硬化などで、血管がつまってしまえば、その血管の先にある血液をろ過する“糸球体”に血流が行かなくなってしまって、腎臓病になるのです。
●血液検査をしているから大丈夫だと思っていませんか?
糸球体の3分の2が壊れたくらいの状態になって、やっと血清クレアチニンの数値が上がってくるという感じです。
●早期に見つけるために
*尿検査をして、尿タンパクが出ていないか、チェックする。
●飼い主さんにできる慢性腎不全しないために。
*体重を適正にする。
*こまめに水を飲ませる。
水は結石予防に限らず、「腎臓の薬」です。
水分が足りなくなってくると途中の血管の血流が簡単に途絶えるので、それで、常時、流しておく必要があります。臓にとっては、ちょこちょこ水を飲み続けるのが一番いいんです。
もふもふちゃんに長生きして欲しいのなら、ちょこちょこ水を飲ませて、腎臓の糸球体に血流が流れるようにしてあげてくださいね。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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