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■食事療法 血液は年輪みたいなもの! #手作り食 #血液検査 #がん
投稿日 2018年9月16日 11:58:22 (動物病院)
飼い主さん向けに講義を何回かさせていただいています。
熱心な方は、近畿地方だとよく来ていただいています。
そんな飼い主さんのワンコさまが何かイボのようなものが出来たということで、他府県から来院されました。
ますは、私は「食事について」尋ねます。
開口一番
「1歳から手作り食です」といわれました。
このワンコさまは、14歳のワンコさまなので、シニアの子です。
カラダの状態を見るために私たちは、
1、血液検査
2、尿検査
3、体重測定
などはします。
一般的な話ですが、シニアになると肝臓の数値が高い子が多いです。
基準値の上の方の子が一般的です。
ラッキーは、16歳になりました。この2、3年は手作り食を与えていますが、それまでは、処方食を与えていました。いまは、肝臓の数値が正常値の上の方か、ALPは(治療をしていますが)高値です。年齢のこともあるので、元気なのでた高くても仕方がないか、と思っていました。
今回の飼い主さんの血液検査は正常値で、それも低値でした。
ラッキーに与えていた食事について反省しました。
「血液検査は、年輪のようなもの」ですね。
食べたものでカラダが出来っているので、血液検査や尿検査に反映されますね。
もちろん、全ての肝臓疾患が食べ物が原因というわけではありませんが、少なからず、食べたものの影響は受けるのでしょう。
(飼い主さんのすること)
*出来るだけ添加物の少ないものにする。
*血液検査を見ながら、分子栄養素に過不足がないかを知る。
*食事療法をしている獣医師を探す。
追伸
病院でやっている治療の一部を書いています。
このブログを通して私の知識がもふもふちゃんに、お役に立てばと思っています。
読者の方から、メールをいただきます。懸命に動物病院に行かれていても治らないで、困っている方のメールだと涙なしでは読めないこともあります。
がん、肝臓病、難治性の皮膚病、難治性の下痢をどう考えるか、方向性が間違っているとなかなか治らないですね。
みなさんと一緒に科学的に正しい知識をつけて、もふもふちゃんを快適な生活を送っていただきましようね。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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