-
■ネコ 慢性腎不全が改善した症例1 #慢性腎不全#エクソソーム#丸山ワクチン#プラセンター
投稿日 2022年10月5日 11:00:44 (動物病院)
私は、長い間、臨床獣医師をしています。
猫さまは、長生きになってくれましたが、腎不全になる子が多いです。
AIMを開発された宮崎先生に電話取材をさせていただき、ネコ科の動物は、腎不全になりやすいということをお聞きしました。トラやライオンもそうです。
●なぜ、ネコ科の動物は腎不全になりやすいか?
糸球体の周りに老廃物を出しても、それを貪食してくれる能力が弱いので、老廃物がたまって詰まって、糸宮体が壊死していくのです。
●私たちの腎不全の治療
・一般的な皮下点滴(ご自宅で)
・アゾディル
・ラプロス
・セミントラ
それで、腎臓の値であるBUNやCREが高値になる子に以下の治療をしました。
・エクソソームの静注
・アミノ酸点滴+ビタミンB群
・プラセンターの注射
・丸山ワクチン
上記を5回しました。
結果は、
2022,08,09 2022.10.04
HGB 9,2 8,7
BUN 72,7 60.9
CRE 6,3 3,7
P 8.2 5.9
Ca 10.8 10.6
ALB 3,0 2.8
まだ貧血や低栄養の問題がありますが、BUNやCREは改善されました。
この治療をはじめて、猫さまは食欲も旺盛になり、よく動くようになったということでした。
症例がまだ、ひとつですので、他の子にもやっていきます。
慢性腎不全の子を治療をしていると、加齢のためになっているので、栄養状態、分子栄養学の観点からおもアプローチすることが、大切なようです。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
続きを読む>>最新情報