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利他精神が陥りやすい罠とは?
投稿日 2022年6月13日 10:34:39 (動物ニュース)
利他精神が陥りやすい罠とは?
おはようございます。
ペットサイン協会の田村です。
早起き13日目。
本日もとある勉強会に参加しました。
今日で一区切りがついて、明日から新しいステージに入ります。
なんだかワクワクしますね。
それでは、今日も勉強会から得たインスピレーションをシェアしますね。
今日は利他精神と利己精神の関係についてのお話しです。
最近のメルマガで、「我良し(自分さえよければいい)」を卒業しようと訴えました。
人間だけ良くてもダメ。
地球生命圏全体のことを考えよう。
全体の健康なくして個の健康なし!
すべての生きとし生けるものまで愛を広げていこうと呼びかけました。
しかし、ここで注意すべきことがあります。
大変重要なことです。
利他精神は、利己精神から出発しなくてはならない。
ということです。
大いに利己的であれ!
というと我良し(自分さえ良ければいい)と勘違いされがちです。
しかし、そうではないのです。
利他精神は、利己精神の延長線上にあるのです。
自分を好きでない人間が他人を好きになれるでしょうか?
自分を愛したことがない人間が、生きとし生けるものを愛せるでしょうか?
それは無理なのです。
何事も自分から始めなくてはなりません。
愛するのはまず自分。
大切にするのはまず自分から。
そうでなくては、他人やましてや生きとし生けるものすべてを真に愛することなどできないのです。
愛ではなく、愛と錯覚している執着にとらわれてしまいます。
それは、愛しているのではなく、とらわれているのです。
自分の不足感を相手を利用して満たしているだけなのです。
それでは愛とは言えません。
トータルに自分を愛し満たしていれば、ペットロスにもなりにくいのです。
自分を十分に満たしていれば、愛と感謝のお別れができます。
自分の不足感を満たす相手として愛犬愛猫を利用していればペットロスになる可能性が高まるのです。
自分で自分を満たせないのですから。
満たしてくれる相手がいなくなれば、深い喪失感に包まれるのも仕方ありません。
人間関係でも同じことです。
多くの人は、自分を愛していると思っています。
自分を好きだと思っている。
しかし、実際は愛している「つもり」だったりします。
多くの人は、本当の意味で自分を愛したことがないのです。
自分を愛すれば、自分の中に溢れんばかりの宝があることがわかります。
愛と光が満ちていることがわかります。
その光は、分かち合おうとしなくても漏れてしまうのです。
不足感から相手を愛そうとしても、決して満たされることはありません。
無意識に欠乏感を相手によって埋めようとするだけ。
しかし、相手によって自分の空間が埋まることはないのです。
自分を本当に愛したとき。
自分が他のものによってではなく、自分自身によって満たされたときにのみ、不足感はなくなるのです。
あなたが自分を愛し十分に満たされれば、そのときあなたの内側から愛と光が溢れ出てきます。
あなたは、他人のシャンパングラスを満たす必要はないのです。
あなた自身が満たされ、その中に無限の宝があることを発揮したとき、自然に溢れてきます。
尽きせぬ泉を掘り当てたようなものだからです。
シャンパンタワーをイメージしてみてください。
シャンパンタワーは、一番上のグラスを満たせばいいのです。
一番上のグラスは、自分自身です。
自分のグラスが満たされれば、自然に他のグラスにこぼれます。
分かち合われます。
努力して下のグラスに満たす必要はない。
自然に溢れ、自然にこぼれて、分かち合われるのです。
自分を愛する利己の精神から始めて、自然に利他の精神に至る。
これが本当の利他の精神です。
もし、一番上のグラスが満たされてないとしたら、あなたは消耗します。
自分が満たされてないものを分かち合うことはできないのです。
自分が満たされれば、自然に利他の精神に至る。
努力しなくてもです。
努力しなければならないとしたら、あなたは十分に自分を愛してない証拠です。
動物愛護活動、環境保護活動、平和運動、ボランティア活動において、陥りやすい罠がここにあります。
無意識のうちに自分の不足感や欠乏感を活動で満たそうとしてしまうのです。
それでは本当の愛の行為になりにくい。
義務感や倫理観、道徳観から出発した活動は、消耗戦になります。
自分が疲弊してしまう。
なぜなら、自分が自分によって満たされてないからです。
本当に自分を愛することができる人が真に他人を愛せます。
動物を愛せます。
そうでないとすれば、自分の不足感を癒すために相手を利用することになるのです。
自分を愛することは意外に難しい。
愛した「つもり」や愛した「ふり」はできます。
自分の中から愛と光が溢れて出てこないとしたら、あなた自身への愛はまだ不十分です。
あなたを誰よりも愛することができるのは、他ならぬあなた自身。
他の人にはできないことです。
そうなってはじめて、ようやく利他の精神に誘われます。
無償の愛は、十分な自己愛から生まれる。
それまでは、条件付きの愛です。
「私を満たしてくれれば、あなたを愛そう」という交換条件がつきまとう。
自分を十分に愛せない人はそうなりやすいのです。
では、自分を本当に愛せるまで、他を愛せないのかというとそんなことはありません。
並行してやればいいのです。
ただ、常に自分を愛することを優先してください。
そうでないと長い目でみて良いことにはなりません。
自分を相手によって満たそうとしないことです。
自分を満たせば、他にも自然と愛が分かち合われるのです。
もし、あなたに不足感があれば、相手に求めることになります。
相手に要求することになります。
あなたが相手を満たそうとするのではなく、相手によって満たされることを欲する。
要求者となるのです。
利己精神と利他精神は、両翼なのです。
あなたが他と分かち合おうとしないのは、自分を真に愛していないからです。
あなたの中に宝を見つけるのは、あなたの愛によってです。
内側に見つけられた宝は、分かち合えば分かち合うほど増えます。
そこが三次元の経済学と違うところです。
三次元は、分離の世界。
相反するものに分かれて争う世界です。
自分のものを分かち合えば、宝が減ってしまう世界です。
だから競い合う。
だから争うのです。
高次元の経済学は、逆です。
分かち合えば分かち合うほど、増えていきます。
無限の愛の泉だからです。
だから、あなたが自分の泉を掘るのが先なのですね。
もし、あなたが十分に自分を愛さないまま、利他精神を実践したとします。
それは、真の利他精神ではありません。
自分のための利他精神。
自分の不足感を満たすための道具としての利他の実践。
利他精神もどき。
我良しの利他精神になってしまうのです。
自分を愛するのがすべての活動の原点です。
あなたが利他精神に行けないとしたら、あなたは自分すら愛してないことになります。
そうだとするとあなたは他を愛する段階ではありません。
しかし、逆もまた真なりです。
他から愛を学ぶこともできます。
他から注がれた愛のエネルギーを使って、自分を満たす道を見出すこともできます。
そういうわけで、利己精神と利他精神のバランスをとりながら成長していくのが現実的かもしれません。
でも、自分を大切にできない人間は、他を大切にできないことをくれぐれも忘れないでくださいね。
自分に感謝しましょう。
自分を労わりましょう。
自分を褒めましょう。
自分に愛の言葉をかけましょう。
自分を元気づけましょう。
自分の肉体を大切にしましょう。
自分の心を大切にしましょう。
自分を喜ばせてあげましょう。
それが、利他の精神につながる真のうれしたのしの道です。
自分に感謝できない人間が他に感謝できるはずもありません。
「我良しではいけない。他を愛せ!」というのも本当。
「自分を愛し光に満ちていることが重要!」というのも本当。
両方大切です。
でも、それには順番があるということを忘れないでくださいね。
あなたは自分への愛が十分であるか?
その結果、有り余る宝を内側に発見したか?
シャンパンタワーのように自然に分かち合う状態になっているか?
そうなっていないとしたら、もう一度自分を愛することからやり直しましょうね。
急がば回れです。
自己愛に基づかない利他精神は本当の利他精神にならないのです。
ただし、自己愛にもとどまらないこと。
我良しにとどまっているとしたら、まだ本当に自分を愛していないのです。
多くの人は自分を本当に愛してない。
自分に嫌悪感があったりする。
そんな状態で他を愛せるはずがないのですね。
不足感から出発すると倒錯した利他精神になってしまいます。
人類が我良しであるのは、自分を心から愛せなかったからです。
あなたは欠点ばかり指摘されてきました。
あなたは比較の世界にさらされてきました。
比較の世界では、あなたは常に他より劣った存在になります。
上には上があるからです。
競争社会において、あなたは一番の存在ではありません。
自分を愛せないようにさせられてきた社会だったのです。
利己主義はいけないと言われてきた。
自分が満たされてないのに、義務感から利他精神に走ろうとする。
あなたの器は空っぽなのに。
自分の器に何もないのに何を分かち合おうとするのでしょうか?
あなたがあなたを十分に愛したとき、自分の内側に無限の愛の泉を発見します。
温泉を掘り当てたように、油田を掘り当てたときのように、ドバーッと愛が溢れ出ます。
そうなってはじめてあなたは他と分かち合える。
分かち合わざるを得ない。
分かち合いの努力すらいらない。
早く分かち合わないと床が水浸しになってしまいますからね(笑)。
無限の愛は自分のものにとどめておくことなどできません。
自分の所有物ではないからです。
自分は他でもあり他は自分でもあることに気づくからですね。
そこに至って自己愛は他者愛と一つになるのです。
これまでの世は逆さまの世界だったのです。
答えは逆方向にあった。
あなたは答えのないところで答えを探していたのです。
まあ、それ自体が策略でもあったのですけどね。
あなたを十分に愛せるのはあなたしかいない。
それを他に求めるのは筋違いというものです。
かくいう私自身も自己愛が足りないと気づきました。
自分のダメな点や足りない点に嫌悪感を感じたり。
反省は必要です。
改心は必要です。
でも、それは自分を愛するがゆえです。
十分な自己愛に基づいて改心しないと、あなたの改心は自分を責める毒になります。
諸刃の剣なのです。
あなたは十分に美しい。
それを誰よりも認めるのはあなた自身です。
あなたは十分に賢い。
それを誰よりも認めるのはあなた自身です。
あなたは十分に素晴らしい。
それを誰よりも認めるのはあなた自身です。
他人に認めてもらう必要はありません。
自分が自分を認めれば十分です。
それに勝る喜びはありません。
自分が認めないものを人に認めてもらおうとするのは土台無理というものです。
どんなときもあなたは自分自身を愛してくださいね。
どんなときにも親が子を愛するようにです。
それができるのはあなたしかいない。
親や夫婦でさえ、24時間365日一緒にいるわけではありません。
どんなときにもあなたと一緒にいる唯一無二の存在。
それがあなた自身なのです。
あなたがあなたを見離してしまったら、あなたがあなたを愛せなくなったら、いったい誰があなたを愛するというのでしょうか?
それでは利他の精神などなりようがありません。
今日一日誰よりもあなたを愛してくださいね。
自動書記が8,000文字に近くなったので、指が疲れてきました(笑)。
今日はこの辺りでおしまい。
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Source: ペットと話せる「ペットサイン協会」公式ブログ
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