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■がん その出きものは、早く取った方がいい? #がん#肥満細胞腫
投稿日 2019年5月14日 10:53:11 (動物病院)
もふもふちゃんはご長寿になりました。
20年前ぐらいなら、15歳の子は、そう多くいませんでした。
いまや時代は、流れて元気で15歳の子はたくさんいます。
そんな時代なので、昔の知識では通用しなくなっています。
写真の子は、後ろ足の指の間に、何か出来てきました。
急激に、大きくなったわけではないのですが、だんだん大きくなってきたので、病理検査を兼ねて、腫瘍を摘出しました。
●小さければ。
*これぐらい小さければ、局所麻酔で出来る子もいます。・
(この子は鎮静剤程度)
*数時間、お預かりして自宅へ。
*翌日から日常の生活
●デメリット
*鎮静剤は局所麻酔をしないといけない。
●メリット
*正確な病理検査が出来る。
*細胞針の場合は、取る場所によって治がった病理検査が出る。
*もし、肥満細胞の場合は、転移の心配が減る。
以前は、小さい腫瘍なら、積極的に取らなかったのですが、いまは、ご長寿の時代になったので、もふもふちゃんのカラダの状態を見て、取るようにしています。
●何故、小さい腫瘍も取るか。
*肥満細胞腫の可能性もあるからです。
時代が流れていままでの常識ではなくなってきています。医学、獣医学が進歩しているので、みなさんの知識をバージョンアップしていきましよう。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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