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■がん 口腔内メラノーマの生存期間中央値とは。500日以上を更新中 #メラノーマ#生存期間中央値
投稿日 2019年3月19日 10:25:24 (動物病院)
私たちの病院では、口腔内メラノーマになった子で、2年以上生きている子もいます。
*早い段階
*抗がん剤を使っていない。
などの条件がそろえば、寛解に向かっているもふもふちゃんは、何人もいます。
光免疫誘導のシンポジウムで、獣医界では、
*メラノーマだから治らないのも仕方がない
*治療の予後が悪く食べれないのも仕方がない
という雰囲気もあります。
「CLINIC NOTE 2014 Dec」の90ページに
「まとめ」の部分に
「口腔内悪性メラノーマは、ステージⅡあるいはⅢの犬の生存期間中央値は、164日との報告があります」
と載っています。
私としては、5か月しか生存しない?ということなの、とびっくりしました。
私たちの病院では、ステーゾⅡの子でも1年以上生きて(現在も生きています。)子もいます。
こんな生存期間中央値を聞かされると、飼い主さんはショックでしょうね。
獣医学、医学は進歩していますので、この生存期間中央値は、まだまだ伸びいくでしょう。
口腔内メラノーマの子の症例1
*16歳の中型犬
*食欲もあり、自分で食べる(いろいろと低侵襲性の治療をしているけれど)。
*治療の後に、予後が悪いなどない。
*もちろん、自分で歩けれる。
*現在、1年半が過ぎています。(いまの元気で、17歳にむかっています。)
*他院で顎の切断をいわれましたが、それはやっていない。
もちろん全部のワンコさまの口腔内メラノーマがこのようにいくわけではありませんが、こんな症例の子もいます。
●生存期間中央値とは。
・生存期間中央値とはmedian survival time(MST)
・手術ができないメラノーマの101人のもふもふちゃんががある治療を受けたとします。このもふもふちゃんが実際にこの治療によりどのくらい生きることができたかについて、期間が短い方から長い方まで順にならんだ時,ちょうど真ん中の51人目の方の生きられた期間が中央値になります。
・中央値ですから,もっと長く生きられる子もたくさんいるいます。
カラダを変えるとがん細胞もおとなしくなりますから。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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