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■がん がんの子に、鹿肉、癌用のフードを与えていいの? #がん #動物性タンパク質
投稿日 2018年8月8日 10:58:03 (動物病院)
がんの子を多く診察しています。
最近は、「がんは代謝疾患であり全身を治さないといけない」ということがわかっているので、他方面から治療をしています。
がんのもふもふちゃんのフードについて、問い合わがきます。
1、がん用のフードはいいの?
2、生肉をあげていいの?
3、馬肉をあげていいの?
というものです。
そもそも「がんは何故、転移するのか? 何故、抗がん剤が効かないのか?」
ということを理解していただければ、わかりやすいと思います。
以下にも書いています。
■がん がん・生活習慣病を撃退する『いのちの食事』 サンデー毎日
元京大医学部教授の和田先生が
『がん細胞は自分が活発に活動しやすい条件をつくり出すため、細胞周辺の微細環境をアルカリ性から酸性に変えます。一方、酸性に傾いてしまった微細環境をアルカリ性に戻すことができる食材は野菜と果物しかありません。』
つまりがんになってしまったカラダは、酸性に傾いているのです。
だからこの質問の
2、生肉をあげていいの?
3、馬肉をあげていいの?
は、哺乳類の肉は、酸性に傾くからよくない、ということが理解していただけると思います。
植物性タンパク質や魚だけで、栄養状態は大丈夫なのか?
と心配をされるので、このような質問を受けるのでしょう。
私たちは、血液検査という武器を持っています。
それで、TPやALBを測定して、栄養状態を監視しています。
もしタンパク質を少ないとなると、
*アミノ酸のサプリメント
*アミノ酸点滴
などの武器を持っているので、それで対処しています。
1、がん用のフードをいいの?
成分表示を見てくださいね。
入っているものの多い順番に表示されることが決まっています。確かにがんにいいサプリメントなどが入っています。それらは、表示の最後の方に書かれています。
ということは、ほとんど入っていないことになる場合もあります。
この辺りが、がんのフードのマジックですね。
たとえば、アガリスクや冬虫夏草がなら、直接、それを買って食べ物に混ぜてあげましょうね。
意識の高い飼い主さんが、その辺りのことに気を配ってもふもふちゃんたちに食事療法をしてあげてくださいね。
もふもふちゃんのカラダを弱アルカリ性にして、がんにエポトーシスをしてもらいましょう。
私たちは、食事管理をベースにがん治療をしていますので、寛解になっているもふもふちゃんをたくさん持っています。その子らのデーターを元にこのブログを書いています。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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