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■栄養医学 治癒が起こりやすい食事 #カビもはえない、腐らないフードっていいの?
投稿日 2018年7月15日 11:24:31 (動物病院)
他の病院ではあまり行っていないようですが、
1、がん
2、慢性の皮膚病
3、慢性の消化器系疾患
などの子は、食べ物について問診をします。
私としては、
1、トリーツ
2、与えているフードの原材料
を全て持ってきて欲しいです。
食べ物だけで病気になるわけではないですが、かなり重要だと考えています。
飼い主さんは、
「好きで食べるから」とフードを選ばれていることが多いです。
特に、猫さまは、嗜好性という問題があるので、カラダによくないものを与えることがよくあります。
寿命は遺伝子に組み込まれているのかもしれません。でもライフスタイルの選択で、もふもふちゃんのクオリティ・オブ・ライフが変わることは、否定出来ません。
ラッキーは私が取り扱っているペットフードをずっとあげていました。
食欲旺盛のラッキーが、全く食べなくなり慢性の肝臓疾患であることがわかりました。点滴をして食事も見直しました。
それから、8月で17歳になりますが、いまでも部屋中を動き、食欲旺盛のワンコになっています。
そんな実体験を踏まえて、やはり食べ物は大切だな、と考えているわけです。
私の疑問ですが、
35度を超えるときでも、ドライフードを置いていてもカビもはえないし、腐らないということはどういうことか!
自然の食べ物で、この暑い日に腐らないものは少ない筈です。
時代は、流れて30年前以上なら、もふもふちゃんは、飼い主さんの残飯を食べていました。それから、ペットフードを食べさせるようになりました。(いまは、これが主流です。)
フードと水だけ与えていれば、いいわけですから、楽ですよね。
20年近く生きるもふもふちゃんのクオリティ・オブ・ライフを上げることを考えば、食事の見直しは、大切ですね。
(飼い主さんの出来ること)
1、与えているフード会社にトランス脂肪の含有量を問い合わせる。
入っていないとすぐに答えが変えてくる。
2、小魚をホールフードで。
3、まずは、ニンジン、サツマイを。
4、血液検査をする。
5、食事指導専門の獣医師と食事療法についてご相談を。
こんな考えでがん治療、慢性疾患の治療を行っています。
参考文献は、以下です。
癒す心、治る力―自発的治癒とはなにか (角川文庫ソフィア)
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Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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