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妊娠猫だと思ったら
投稿日 2017年9月12日 14:10:07 (犬の健康)
今回の猫ちゃんは、
数年前に他院で首の部分にホルモン剤を埋め込んでいます
普通はこれで2~3年は妊娠が避けられるはずです
皮下にある白い棒状の物体わかるかな~
避妊手術をやらず、発情・妊娠を避けるという方法です
今回、妊娠してしまったということでした
おなかが大きくなったと来院
避妊手術を希望されていました
ホルモン剤の効果が切れて妊娠しちゃったのかどうか
お腹はパンパンに大きくてすぐにでも産まれそうな様子
でも、陰部のあたりが汚れていて分泌物があります
お腹を触診すると子宮の中には赤ちゃんらしきものはなく
柔らかく、液体が溜まっている様子です
子宮の中に膿が溜まる子宮蓄膿症でした
この病気に良くであいますが
なぜか猫ちゃんたちは、この病気でも元気も食欲もあって
飼い主さんも気が付いていないことが多いんです
ワンちゃんなら、食欲も元気も落ちて吐き気もでちゃうのにね
今回は、陰部から膿がでていたので
飼い主さんもおかしいと思ったのかもしれません
さらに、猫ちゃんの血液検査をしてびっくり!!
白血球が82200/ml とすごい高い値がでました
猫ちゃんの正常値は、6000~13000/mlくらいです
手術で膿の溜まった子宮と卵巣を摘出しました
子宮は膿が溜まり、パンパンに膨れています
子宮がきちんと摘出できれば大丈夫
こんなにお腹もぺったんこになりました
体調が回復するまで
しばらく入院治療になりそうです
Source: ブルテリアのハナちゃんコポーちゃん動物病院日記
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