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■がん 寛解したので混合ワクチンを打ちに行きたいのですが。 #がん #ワクチン
投稿日 2018年5月23日 09:52:00 (動物病院)
今日は、がんとワクチンのお話をしていきますね。
長いことがん治療をしていると、寛解。完治の子がパラパラといます。
その子らは、基本的には混合ワクチンを打っていません。
飼い主さんとしては、元気になったしお散歩も思う存分ににさせたいと思われので、そのようにいわれるのでしょう。
がんは、免疫系の疾患です。
(ワクチンを打たない理由)
1、ワクチンを打つことで、免疫系が抗体作りに使われて、免疫系が弱 くなりがんが再発する。
2、タンパク質、アルブミンが規定量ないと混合ワクチンの抗体が作れない。
(対策)
1、過去にワクチンを打っているなら、血液検査で抗体を調べる。
抗体があれば、打たなくても大丈夫。幼い時に、正しくワクチンを打っていると抗体が 保てることが多い。
2、伝染病はワンコさま、猫さまがいるところにいると感染するので、そういうリスクのあるところには、連れていかない。
(臨床をしていて)
猫さまの場合は、あまり元気でないとき、年齢を重ねていて、ワクチンを打ったときに(私たちの病院はリスクのありそうな子には、ワクチンをほとんど打たないので)、がんを発症して、転院で来られることがぱらぱらとあります。
(まとめ)
1、がんの子は混合ワクチンを打たない。
2、寛解した子は混合ワクチンを打たない。
3、完治した子も混合ワクチンを打たない。
4、栄養状態が悪い子は、混合ワクチンを打たない。
5、シニア子の混合ワクチンは慎重に。
何故、こんなことを書くのか、飼い主さんが気をつけておかないと、上記なような子にもワクチンを打っているところもあるので、科学的な知識を飼い主さんは、持ちましようね。
飼い主さんが、科学的な知識を持つことで、もふもふちゃんの健康は保たれてます。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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