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■本 『そして、バトンは渡された』”本屋大賞受賞”令和最大のベストセラーからもふもふちゃんとは?
投稿日 2021年11月28日 09:57:39 (動物病院)
本を読むことが好きなので、隙間時間には読書をしています。
今日は、映画にもなっている『そしてバトンは渡された』の本から、家族である”もふもふちゃん”とはなにかを考えさせてくれます。
ざっくりあらすじを紹介しておきます。
主人公は優子という女の子です。
生まれた時は水戸優子だったのですが、その後、田中優子となり、泉ヶ原優子を経て、現在は森宮を名乗っています。
継父継母がころころ変わる家族になのです。そのうえ、血の繋がっていない人ばかりです。
それでも、優子は名前の通り優しく育っています。登場人物の中で森宮さんはスマートに生きられないけれど、私のお気に入りの人です。
登場人物が、個性的でみなさんすてきです。
ここまで、読むと犬や猫は出てこないですね。
でも、私は、犬や猫を家族の一員だと考えています。そういう人には、もふもふちゃんの大切さを言葉でうまく表してくれています。
作者は、国語の教師をされていたそうです。
文体は優しく、そしてほっこりします。
もふもふちゃんのがんの看病に疲れている人には、おすすめです。
以下が私の大好きな箇所です。
文庫本で407ページ
森宮さんの会話
「守るべきものができて強くなるとか、自分より大事なものがあるとか、歯の浮くようなセリフ、歌や映画や小説にあふれてるだろう。そういうの、どれもおおげだって思っていたし、いくら恋愛をしたって、全然ピンとこなかった。だけど、優子ちゃんが来てわかったよ。自分より大切なものがあるのは幸せだし、自分のためにはできないことも子どものためならできる」
というところを読んで、涙があふれてきました。
小説では、血のつながらない優子のことをいっていますが、もふもふちゃんってまさに、
自分より大切なものがあるのは幸せだし、自分のためにはできないことももふもふちゃんのためならできる
ラッキーが生きていたとき、自分のために手作り食や夜中にオムツをかえるために夜中に起きることはできないけれど、ラッキーのためならできました。
もふもふちゃんは、病気をしたりしますが、守ってあげることが幸せだと感じることが幸せですね。
もうじき、師走ですが、累計90万部売れたこの『そして、バトンは渡された』のやさしい世界に入って、ほっこりしてみませんか。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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