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■ネコ FIV FeLVが陽性で口内炎から慢性腎不全に、大丈夫ですか? #丸山ワクチン
投稿日 2018年8月5日 08:25:41 (動物病院)
猫さまの中には、FIVやFelVの陽性の子は、たくさんいます。
何もしないと、発症すると命に関わる病気です。
2018年5月16日に書かせていただきました。以下の記事です。
■ネコ FIV FeLVが陽性なんですけれど、何もしなくていいの?#丸山ワクチン#コロイドヨー
この猫さま、時間が流れて、8月になり、たいへん元気で夏太りしているぐらいです。
水もよく飲み、食欲旺盛になっています。
意識の高い飼い主さんの猫さまは、このようにして元気で過ごすことが出来るの時代になりました。
(初診の症状)
1、食欲がない。
2、元気がない。
3、水もあまり飲まないでした。
FIVとFelVを持っているので、これは危ないかもと思って、丸山ワクチンを処方してくれる病院を探して来られました。
(初診血液検査の結果)
1、BUN,
2、CRE
の上昇が見られました。
猫さまを飼われている方はご存知と思いますが、FIVやFeLVを持っている子は、口内炎になりやすいです。
(多院の治療)
1、ステロイド剤を使われます。
私たちの病院では、
(ステロイド剤の副作用)
1、糖尿病
2、肝臓病
3、がん
になりやすいのが、わかっています。
それでは、絶対に使わないわけではありませんが、あまり使わないようにしています。
(この猫さまの治療法)
1、丸山ワクチン
2、セミントラ
3、自宅で皮下点滴
などをしてもらい、3カ月弱で、慢性腎不全も口内炎も治ったのです。
口内炎で、水を飲なくなり、慢性腎不全ではなくなったのです。初期では、あれば慢性腎不全が完治する子もいます。
いまの治療は、
1、丸山ワクチン
2、セミントラ
次回の血液検査もよければ、丸山ワクチンだけになります。
ダブルキャリアだから、諦めるのではなく、FIVやFeLVを持っているけれど、治療をしてあげていると、命には関わらなくなっている時代です。
このことを知らない飼い主さんと知っている飼い主さんでは、猫さまの運命が大きく左右されますね。
まさに「学問が病気を治す」時代です。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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