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■ネコ 多頭飼いで、1頭が軟便が続きIBDかリンパ腫といわれて、開腹をすすめられた症例1
投稿日 2020年1月23日 08:58:31 (動物病院)
猫さまで、軟便が続き、下痢止めを飲ませてもすっきりせず、開腹か内視鏡検査をしてみようといわれて転院で来院。
●私たちの検査
*下痢パネル
*血液検査
*白血球の百分比
*SAA
●結果
*下痢パネル
コロナウイルス(+)
クロストリジウム(+)
*白血球の百分比
リンパ球が少ない
*SAA
0.1未満で正常
●私たちはこの結果から読み解いたこと
*免疫力の低下
*コロナウイルスが暴れている。
コロナウイルスが変異して、伝染性腹膜炎ウイルスになるので、早くコロナウイルスをウンチから(-)にしないといけない。
*下痢が続いているので、クロストリジウムがいる。
●私たちの治療法
*丸山ワクチン
*フラジールの内服
*漢方薬
*サプリメント
です。そして、この猫さまのウンチから、コロナウイルスが(-)にすることです。
●多頭飼いで、コロナウイルスが出たときにどうするか?
もちろん、全員、下痢パネルをした方がいいのですが、経済的になかなか難しいです。そこで、現実的なことを考えましょう。
*ウンチをすみやかにに取る
*トイレを毎日、消毒する。
*丸山ワクチンの目薬(経済的)
*インターキャットの目薬(経済的)
*漢方薬を与える。
様子を見て、痩せている子、高齢な子だけ、下痢パネルをするのもいいかもしれません。
ヒトの方で、新型コロナウイルスが、問題になっています。コロナウイルスは、変異をして伝染性腹膜炎ウイルスになることを頭において、飼育、治療しないといけないです。
伝染性腹膜炎を発症してしまうと、命に関わるからです。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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