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■がん リンパ腫の早期発見 #クローナリティー解析 #リンパ腫
投稿日 2019年8月13日 11:45:07 (動物病院)
がんの診察をさせてもらっている子は、転院が多いです。
その子は、鼠蹊部に、腫れがあり、おかしいと思い、かかりつけ医に受診していたけれど、大丈夫だといわれて、他の病院に行き首のリンパ節も腫れてきたので、細胞診をしてリンパ腫だとわかったということです。
早い段階で、リンパ腫早期発見はを出来なかったのでしょうか?
リンパ腫と何か?以下に書いています。
■がん リンパ腫とは何か? #リンパ腫 #リンパ球 #好中球/リンパ球の比
リンパ球は
*T細胞、
*B細胞、
*NK細胞
に分類されます。
これらのリンパ球が、リンパ節において腫瘍化するのです。
たとえば、鼻腔内リンパ腫は、鼻腔内だけが患部のように見えますが、血液の白血球の中のリンパ球ががんかしているのです。がんかとは、リンパ球が異常に増えていることです。
それで、このクローナリーティー解析をすると、リンパ球の異常が見られるわけです。
これだけで、100%、正しいとはいえませんが、高い確率でリンパ球の異常が見れるわけられます。
犬のリンパ腫で一般的な化学療法を用いた場合
T細胞由来の腫瘍はB細胞由来の腫瘍に比較して寛解期間ならびに生存期間が著しく悪い
ことが知られています。
検査センターでは、そこまでは言い切れないといわれましたが、
リンパ腫が、寛解しているかどうかは、クローナリーティー検査をすれが、ある程度、わかるのではないか、と示唆しています。
つまり、クロナリーティー解析で、異常があるということはリンパ球のクローンが異常にあるといいうことですから。
●飼い主さんが出来ること
*首
*脇
*鼠蹊部
に何かしこりがあると思えば、動物病院に行き、クローナリーティー解析をしてもらう。
科学的正しい知識を持って、リンパ腫の早期発見をしてあげてね。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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