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■がん 断脚の後の治療を。食事療法を教えて欲しい。#骨肉腫 #炎症マーカー#食事療法
投稿日 2019年7月10日 08:55:47 (動物病院)
↑この子では、ないです。イメージのため。
セントバーナードのワンコさまが、他府県から来られました。
骨肉腫で、他院で断脚しています。
●骨肉腫とは。
*大型犬に出来やすい骨のがん
*痛みが強い
痛くて、足を噛み切る子もいるほど。
*転移がしやすい。肺や他の骨などに。
*中央生存期間 3,4カ月
といわれているがんです。
他院で、手術はしてもらったけれど、もうそんなに余命はないといわれての来院でした。
●この飼い主さんのご希望
*がんの食事療法をしたい。
*少しでも元気で長生きして欲しい。
●私たちの治療方法
*血液検査を見ながらの食事療法
*高濃度ビタミンC点滴
70キロ以上もある大型犬なので、経済的なことも考慮して、このような治療をさせてもらっています。
●2カ月後の経過
*炎症マーカーのCRPが正常値に。
*尿のPHが、酸性から中性に(PH7)
●これからの治療方法
①がんは、炎症反応なので、炎症マーカーを下げる
②好中球/リンパ球の比 N/L比を2以下に。
このようなことを定期的にチエックして、中央生存期間 3,4カ月を超えて、寛解を目指しています。
70キロ以上もあるワンコさまなのですが、全て手作り食にされています。1カ月後の治療だったので、だんだんと血液検査の結果もよくなり、ワンコさまは元気で食欲旺盛とのことです。
私は153センチしないので、静脈点滴のときは、スタッフと飼い主さんに、手を持ってもらって治療に挑んでいます。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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