-
■ペット 犬は、なぜ虫歯になりにくいの?(歯周病になりますが) #虫歯 #歯周病
投稿日 2017年4月28日 07:00:54 (動物病院)
長い間、臨床獣医師をしていますが、虫歯の犬を見たいことがないです。
(これから、出てくるかもしれませんが、いまのところ、虫歯の犬はほどんどいません。)
虫歯になるメカニズムがまだ詳細は解明されていませんが、下記のことはわかっています。
昔から、砂糖を食べると虫歯になるといわれていましたね。
砂糖はやはり関係があるようです。
(何故、虫歯になるのでしょうか?)
虫歯には、ふたつの菌が関係します。(口の中には、常在菌がたくさんいます)
1、ミュータンス菌
2、乳酸菌
が大きな役割をします。
(虫歯になる流れ)
1、砂糖だけを食べるミュータンス菌がいます。
2、ミュータンス菌は、砂糖を食べてデキストランというネバネバのものを歯の上につける。
(デキストランは、ハエ取りがみのようなものです。)
注意;デキストランは、うがい、唾液ではなくならないです。
3、歯の上についたデキストランの上にばい菌が集まります。
4、それで、プラークを作ります。
ここで正しく歯を磨けばいいのですが、ほっておくと、
5、プラークについた、ミユータンス菌や乳酸菌が、酸を出す。
6、歯が酸化して歯が柔らかくなって、虫歯になります。
(まとめ)
虫歯には、砂糖が関係していることは、わかっています。
犬は、砂糖の入ったものほとんど食べないので、ミュータンス菌が生きていけないので、
犬に虫歯はほとんどないのです。
(飼い主さんが出来ること)
1、犬に砂糖を与えない。
2、歯ブラシをして、プラークを取ってあげる。
人でも砂糖を取らない人は、ほとんど虫歯にならないそうです。
砂糖を取った後は、ミュータンス菌に活躍してもらわないように、うがいをすると砂糖の成分はなくなるからいいようです。
歯を大切にすることが、猫さま ワンコさまの長生きの秘訣ですね。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
続きを読む>>最新情報