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■がん メラノーマにエタノール局注をする! #メラノーマ#エタノール局注#抗原提示
投稿日 2019年1月13日 10:21:09 (動物病院)
メラノーマの子の治療を数軒、同時進行でしています。
●基本的な治療
*手術
*丸山ワクチン
*ICG-lipo
*食事療法
*サプリメント療法
*ルペオール
などをやっています。
それで治ればいいのですが、免疫細胞たちがちゃんと動いてくれないと再発をしやすいがんです。
それで、私たちは、口の中を触らしてくれるもふもふちゃんには、
*エタノール局注療法
をしています。
無水エタノールは、タンパク質を壊死される性質があるからです。
●エタノール局注療法のメリット
*低侵襲性
*麻酔や鎮静がいらない
*時間がかからない
*安価で出来る
●エタノール局注療法のデメリット
*何回かしないといけない
*表在性でないと出来ない
*もふもふちゃんが触らしてくれるところ。
なぜ、エタノール局注療法が効くのか?
*がん細胞を壊死させる
*壊死ことで、がん細胞の抗原提示が出来て、樹状細胞などが来てそれを食べてくれてる。
*抗原提示から抗体を作ってくれる。
*好中球やキラーT細胞が貪食
それで、がん細胞がエポトーシスを起こして、がんが寛解するのメカニズムです。
治療は単純です。
表在性のがん細胞に無水エタノール局注するだけです。
こんなので、効くのか、と思われますが、数回すれががん細胞はどこにいったの?という子もいます。
この方法が全て治るというわけではありません。
私たちは、がん治療のひとつとして
*エタノール局注療法
もしています。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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