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■がん 丸山ワクチンががんに効く作用機序! #がん #丸山ワクチン#樹状細胞
投稿日 2018年12月27日 10:17:21 (動物病院)
人間の方では、『丸山ワクチン』は、樹状細胞(じょじょうさいぼう)を活性化させるといわれています。
『がん細胞』は、人に備わっている免疫システムを働かせないようにして、自分の細胞を増やすようにカラダをしていくのです。
つまり上の写真にある丸山ワクチンの成分
*ミコール酸(脂質)
*LAM(リポアラビノマンナン ・糖脂質)
がトリガー(引き金)となって樹状細胞を活性するのです。
↑はたらく細胞から
まんが『はたらく細胞』を読まれている人は、この樹状細胞のことは、ご存知だと思います。
まんがの中では、
駅員や郵便局員を思わせるような緑色の制服を着た男性になっています。
周囲に突起を伸ばした大樹(これも厳密には樹状細胞)の中で受付のような場所にいる、
●樹状細胞の働き
*体内に侵入してきた細菌や、ウイルス感染細胞などの断片を抗原として提示
*他の免疫系の細胞に伝える役割
*T細胞を育成する。
*『はたらく細胞』 3話ではインフルエンザとの戦いから逃げてきたナイーブT細胞にキラーT細胞達の昔のアルバム写真を見せ(サイトカイン)、彼を活性化させた。
*がん細胞を食べた樹状細胞は、リンパ球が待機しているリンパ節に移動し、「がんの目印(がん抗原)」を自分の細胞表面に掲げ、T細胞に教えます。
*樹状細胞そのものにはがん細胞をやっつける力はほとんどないが、「がん細胞」を食べることでがん抗原を取り込んで、他の免疫細胞に「これが攻撃する相手の目印ですよ」と教える。
このような樹状細胞が活性化しないと「がん細胞」が退散してくれないのは、ご理解いただけると思います。
それで、私たちはがんに治療のひとつとして『丸山ワクチン』を使っています。
丸山ワクチンだけで、がんが寛解するわけではないですが、樹状細胞がちゃんと働いてくれることを期待しているわけなのです。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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