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■がん 表在性がんにモーズ軟膏 #乳がん #モーズ軟膏
投稿日 2018年11月11日 12:34:10 (動物病院)
がんの子を多く診察しています。
全ての子が、寛解に持ち込めればいいのですが、そういうわけにはいかない場合もあります。
食事療法が、上手くいかなかったり、いろいろな理由が重なります。
●治療方法
*レーザー治療も反応しない
*冷却も反応しない。
*ベセルナクリームも反応しない。
そんなときに、
*モーズ軟膏が効果があるときがあります。
●モーズ軟膏とは。
*販売されていないので、薬を調合する必要がある。
*主成分の塩化亜鉛
*塩化亜鉛が潰瘍面の水分でイオン化することで、蛋白凝集作用
*塩化亜鉛が、腫瘍細胞や腫瘍血管および二次感染した細菌の細胞膜を硬化
*がん性皮膚潰瘍臭の軽減および滲出液の減少
*・止血、腫瘍脱除
といわれています。
自分で薬を調合しないといけないので、少し手間はかかりますが。
以下の子には、適用です。
*手術のあとに、炎症性乳がんになった子
*肥満細腫で自壊した子
注意:このモーズ軟膏を単独で塗っただけでは効果が薄く、
*ICG-lipo
*丸山ワクチン
*食事療法
などを並行してやった子の方が、効果が高いです。
まだまだ表在性の子、口の中の子には、適用があると思います。
これからもモーズ軟膏を使ってみて、ご報告しますね。
写真は撮っていますが、飼い主さんOKが出れば載せさせていただきます。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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