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■がん 鼻血、よだれに血が混じっています#がん #血管新生 #ブレオマイシン
投稿日 2018年2月20日 10:24:32 (動物病院)
がんの子を多く診察しています。
すべての子が治るといいのですが、そうではない子もいます。
1、丸山ワクチン
2、ICG-lipo
3、食事療法
4、サプリメント療法
5、重曹療法 baking soda therapy
6、その他
などしていますが、それでも
1、鼻の腫瘍→鼻血
2、口腔内の腫瘍→よだれに血(ピンクっぽい)
3、泌尿器系の腫瘍→尿に血
4、内臓の腫瘍→ 貧血
5、消化系の腫瘍→ 便が黒っぽい
などがあります。
(がんではなくても、以上の症状があれば、かかりつけ医とご相談を。)
飼い主さんは、がんが小さくならないのは、よくわかっているけれど、出血だけを止めて欲しいといわれます。
臨床を長いことやっていて、止血剤を投与してもそれほど、出血を止めることが出来ないのが、現状です。
それで、どうするか?
1、滅菌された重炭酸ナトウム(sodium bicarbodate)を患部が表在性なら注射
2、滅菌された重炭酸ナトウム(sodium bicarbodate)を噴霧
3、表在性なら、化膿している場合は、ブレオマイシンの軟膏を塗る。
などをしながら、止血を止めることをしています。
(何故、がん細胞があれば出血になるか?)
がんは、健康な細胞の配列ではなく、以上に増えます。→そのがん細胞に栄養を与えるために血管新生されます。→新生血管は、突貫工事で作られているので、もろいので出血がしやすい。
→そのために出血になりやすい
という構造になっています。
がんになると、血が出やすいのは、そう理由からです。
がんの寛解、完治を目指して、多方面からアプローチする治療を試みています。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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