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■ペット 難治性アトピーは腸内細菌叢から! #ビフィズス菌 #乳酸菌 #アトピー#腸内細菌叢
投稿日 2018年2月15日 11:20:21 (動物病院)
猫さまで、目の周りをすぐに掻いてしまう子がいます。
飼い主さんが、見てないとき激しく掻くと角膜潰瘍にまでなります。
(治療)
1、ステロイド剤
などを使っていましたが、慢性になってきたので、
2、腸まで届く乳酸菌、ビフィズス菌のサプリメント
などを治療をしてみたら、治るのが早くなりました。
というのは、以下の論文があるのです。
[ Neonatal gut microbiota associates with childhood multisensitized atopy and T cell differentiation : Nat Med. 2016 Oct;22 ]
詳しくは、以下に
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27618652
アメリカの新生児で行なわれた研究です。
赤ちゃんのウンチから、腸内細菌叢やカビを見ています。
1、アトピー性皮膚炎
2、喘息
のある子は、
1、腸内細菌叢の多様性が低い。
2、ビフィズス菌や乳酸菌の割合が低い。
3、真菌ではマラセチア菌が少ない。
4、2、3、になると、アミノ酸や脂肪の代謝産物の構成が健康のこと異なる。
このようなことが、アメリカの赤ちゃんでわかっています。
人間と猫さま、ワンコさまが、全く同じというわけではなく、似たようなことが起こっているようです。
私たちの病院ではあまりステロイド剤を使わないい治療(少しは使いますが)を目指していますので、腸内細菌叢のことを考えています。
腸内細菌叢を整えることで、リスクを減らすことが出来るのでしょうね。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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