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■シニア 後ろ足の筋肉(大腿二頭筋)が、弱くなったかな。#大腿二頭筋#シニア
投稿日 2017年9月20日 10:10:54 (動物病院)
↑ラッキーは、よく寝ています。暑くないせいなのでしょうね。
秋が到来しましたね。
大阪でもずいぶん、朝晩が涼しくなりました。
ひと夏が終わると、ぐっと体力が落ちるのは、シニアの子によくあることです。
この動かない、階段を登れないというのは、ひとつは筋肉のせいかもしれません。
(後ろ足が、弱くなったかな?)
1、後肢の筋肉が薄くなった。(大腿二頭筋が後肢で一番大きい筋肉)
2、フラフラ歩くようになった。
3、がんの治療をしているので、後肢が弱くなった。
4、慢性腎不全の治療をしているので、後肢が薄くなってきた。
このような症状が現れます。
(もちろん、筋肉だけではなく、関節炎ということも考えられますが)
そのような症状があれば、筋肉が薄くなっているかもしれませんね。
1、まずは、血液検査を。
脱水の子は、TPやALBの補正をしないといけないので。
2、TP(総合タンパク質)
3、ALB(アルブミン)
4、Ht
などを重点的に見て、それらが、低い場合は、アミノ酸を与えます。
(治療法)
1、アミノ酸点滴
2、アミノ酸サプリメント
アミノ酸は、タンパク質を分解していて、分子量が小さくなっているので、すぐに吸収します。
シニアの子は、食べているだけでは、アミノ酸が足りない子が多くいます。
ちゃんと与えないと、後肢の大腿二頭筋から、タンパク質を取っていくのです。それでは、後肢が細くなり、フラフラと歩くようになります。
このような知識を持っていれば、シニアになって寝たきりなどが防げることが多くあります。
長生きになった猫さま、ワンコさま、元気に健やかに暮らしていただくには、科学的に知識が必要ですね。
Source: ブログまねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし
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